2回戦では、煌聖が何も言えなかった立場だったのに、今回は逆。


葛城さんが押し黙る。


『俺の手札5枚はAが4枚とKが1枚だった。


とりあえず俺は質問をせずにマークを絞ることにした。


これは俺の予測でしかないが、黒色の♣か♠を選ぶだろうと踏んでいた。


だからとりあえず♠で試してみたわけだ。


お前は俺が♠の話を始めたときに表情を一瞬変えた。


それが命取りになった。


俺にマークを悟られたと気づいたお前は焦った。


焦ってることに俺も気づいた。


だから、嘘をつける権利を先に使わせるために1つ目の質問でAを持ってるかどうか質問した。


動揺してるお前は正確な判断ができなかった。


答えるまでの間を取れば、怪しまれる。


だからなるべく早く答える必要がある。


そこでお前がとった行動は、嘘をつくこと。


とっさの判断でお前は嘘をついた』