それからというもの、
じぃじやパパに心配をかけたくなくて
元気な振りをするようになった。
中学時代はごく普通に過ごし
受験生になるまではずっと、ずっと
誰にも打ち明けず1人で我慢していた。
ママの声は相変わらず毎日聞こえる。
火傷した腕は治っているのに熱くなる。
もうそんなのにも慣れた。
ごく普通に過ごしていたのにも関わらず
頭は普通に悪くて、ただ勉強が嫌いなだけで
進学は地元の高校で卒業出来ればいいと
そんな考えで受験した。
その頃、変わったことと言えば
左手首にはリストカットの傷が無数にある
それくらいだった。
