「そういや、何系?」

「え?」

「あ、何も聞かなかったか」

学園長あれだしなーと呟く。

何系?はて・・・・・・

「ここには属性別で分けられてんだ。ほら、魔法界とかは全属性所持とかいるけど人間界は一つだろ?」

「そ、そうですね・・・・・・」

「だから、自然系・潜在能力系・の二つがあるんだ。特に強い子は特別系に入る」

「特別系?」

「そうだな・・・・・・単純にいえば成績優秀者で魔力があればほとんどの人がなれる。ただ例外があって・・・・・・」

「例外?」

「うん。魔力がコントロールできない人は、魔力が高くても特別系にはなれない」

「へ、へぇ・・・・・・」

あたしは、絶対になれないんだねっ

「着いた。ここだよ」

「ここ?」

あ、教員室ってプレートかかってる

結構遠かったね・・・・・・

「ありがとうございました」

「いや、いいんだ。それじゃあな」

手を振りながら、東先輩は去っていった

ふう

「失礼しま──」

「いらっしゃい!」

「どわぁっ」

教員室に入った瞬間、誰かに抱きつかれた

「むぎゅ」

「あっ、ごめんね!」

放してもらう。

な、何この人・・・・・・!

「はじめまして!あたしは担任の水野よ。水野夏美。よろしくね」

「は、はい」

・・・・・・ハイテンション過ぎない?

なんか、さっきから特徴的な人(東先輩は除く)にしか会ってなくない?

大丈夫かな、これ・・・・・・