心にきみという青春を描く




「……それってなんだか私に対して嫌味のように聞こえます」

どうせ私は遅れてるし、地味で真面目ではめを外したことなんて一度もないけど。


「なつめはなつめでいいんだよ。なつめが化粧して髪の毛染めて彼氏の家に泊まりに行っちゃったら、俺なんにも信じられなくなっちゃうかも」

「なんですか、それ」

どう受け取っていいか分からない。


「それだけなつめが俺にとって無垢な存在ってことだよ」


先輩。それは少し私のことを買いかぶりすぎかもしれないです。


私だっていつかお化粧をして髪の毛を染めて彼氏の家に泊まりに行く日が来るかもしれない。

私なら絶対にそうならないだろうと、思われていることがイヤ。

私だって願望くらいあるし、赤ちゃんとか無垢とか、そんな風に思われたいわけじゃないのに。