《秋side》


私達の馴れ初め。


それは、とても不思議これと言って波乱もなく土手で告白されたのだ。


その1部をお話するね?



神楽のことが終わってひと段落の春休み。


春とお出かけをしたかえりみち。


ふと春が話し始めた。



「俺さはつ恋があるんだ。昔ここの土手でお花を摘んで遊んでた女の子。秋になるともみじをもって太陽にかざして綺麗でしょって言ったあの笑顔に惚れたんだよな。」



春が言ってた。はつ恋が忘れられないって。



私は、失恋かー。


割と堪える。


「でな?その子の名前が秋。」


え?!私の名前と…


「あの時おれは、秋っていう子にあった。ずっと考えてた。探してた。そしたら隣の席になった。」



思い出した。私にもいた。昔土手で遊んでいた男の子その子のは、優しくて名前がそう春、春だ!


同じ季節の名前だねって…



「じゃああの時の!春だ!」