それからしばらくしてふと思った。


「神楽、私どこで寝ればいいの?」


ん?部屋がたくさんあるからそこのどこかかな?


「ん?ここに決まってんじゃん」

は?ここ?


神楽の部屋で寝るの?


「いやいや何言ってんの?部屋たくさんあるじゃん」


「お前は、ここで俺と寝る。」


マジ?

「下に透さんいるよ?」


「バレねーから平気。てかバレても付き合ってるんだからいいだろ」


何言ってんの?

「てかそれより。お前今日のあいつ誰?」

ん?いずくんのこと?


「後輩だよ。勉強教えてただけ。それのお礼で今日は、スイーツ奢ってくれたの。」



「ふーんそれだけ?」


「他に何があるの?」


「お前あいつのことをどう思ってんの?手握られたり抱きしめられたりしたら逃げられねーよ?」


ん?なんでそんなことになるの?


「いやいや意味がわからない。なんでそんなことになるの?」



「お前さー男の力なめてんだろ?」


「いや男の人の力には勝てないけど抱きしめられるとかないでしょ?」

1度ノリであっけど…
そう言うとため息をつかれた。


「向こうは、お前に好意抱いてると思うけど」


ないない。1度噂で聞いたことがあるもん。


まぁ噂だから半信半疑だけど。幼馴染とできてるって聞いたことある。


まぁとりあえずないと思う。


「ないよ。もしかして妬いてた?」


そう言うと地雷を踏んだらしい。