「そうなんですね。それより、どうしますか?時間。」



「あ~、貧血で、見知らぬ男子生徒に助けられました。で、いいんじゃね。」



彼はそう言った。



「すごいですね。そんなの思いつかなかった。」



「彼女の時もそうやったんだ。うまくいくからな。」



「へぇ。ありがとうございます。」



「い~って。それより、俺が話しかけなかったらこんな遅くならんかっただろ?」