やっぱり挨拶じゃ私が胸ぐらを掴んでいた事実をなかったことにするのは無理だったらしい。
「んー、それは…なんでだったけ？？」
自分で言うけど、すっごくしょうもないことだったよ！！
「…」
「とりあえず中入ろ〜笑凛ちゃん」
「あ！おい待てよ新！！説明しろっ」
新はさっさと行ってしまったので、しかたなく中に入った。
ドアの前で未だに動揺しているドアから出てきた人を残して。
……
やばいここは…、
「ここはいわゆる…、イケメンパラダイスやぁー！！」
「何言ってんだこいつ。頭いかれてんのか」
あ、口に出しちゃってましたか？？
まぁ良い。
だって本当のことなんだもん！
右見てもイケメン！
左見てもイケメン！！
前向いてもイケメン！！！
なんなの暴走族！！？
芸能界目指した方が良いんじゃない？って人がゴロゴロといる。
