「よし!もう決めた!!私が総長になれば駅から近いここに住めるし、家賃もタダ!!
まぁ…、タダより怖いものはないってよく言うけど本当だったとはね〜」
タダという言葉は怖いね
そういうタダに私はつられたんだけど…。。
「ちょっと待て。いい加減説明しろよ」
ですよねー陸ちゃん。
突然現れた幼なじみが総長やるって言い出したら意味わかんないよね
私が陸ちゃんの立場だったら失神するね、うん失神。
「説明は後!よし!!お披露目会の準備をするよ!!」
そう言って走り出した新についていく私を担いでいる厳つい男。
未だにポカーンっとしているだんだん小さくなっている陸ちゃんを私は複雑な心境で見続けていた。

