「え、ちょっ、どういうこと?」 「いまから俺ん家にいくんだよ。 約束の時間迫ってるから急ぐぞ?」 んん?俺ん家? 「ち、ちょっとまってよ。」 と私は掴まれた腕を振り払うと紘稀は驚いたように振り返る。 「今から紘稀の家にいくってどういうこと?」 「そのまんま。 やっべ、早く行くぞ。」 紘稀は自分の腕時計を見て走り出した。 そして、下に待たせて会った車に私を押し込み車を出させた。