私の言葉に秀吉さんは刀を抜こうとした手を離し、またその場に座った。

「これはあくまで私が現代で習ったものです。私がここへ来てしまったことによって時代は変わりました。」

そうだ...!信長様は生きているから光秀さんが犯人だとは言いきれない...!

「本来なら信長様は本能寺で亡くなっています。ですが、信長様は今生きてます。だから...光秀さんが犯人とは言いきれないと思います!」

「俺は本能寺で死んでたのか...。だったら貴様に感謝しなければならんな。」

なんで...?私が感謝する側なのに...。

「何故ですか?私があなたに助けられたのに...。」