僕は天使の誘いに戸惑っていた。
本当にいいのだろうか?…
はるちゃん達も待たせてしまう…
どうしよう…やっぱり、断るべきだろうか。

悩みながら
僕は浴衣に着替えて座って
愛菜を待っていた。


「ここの部屋鏡があって助かりました!
お待たせしました。

入ってみましょう!」

やっぱり、はるちゃん達も待っているかもしれない…
ここは落ち着いて、冷静に…


「愛菜、入るのはご飯食べたあとでもいいんじゃないか?

また、着替えたりするの大変だろ?…」

愛菜の顔が見ずに話した。
ちらっと愛菜を見るとキョトンという顔。


「恭也さん…」

どうしよう。困らせてしまう…

「あのぉ…
足湯は脱がなくても大丈夫ですよ?」




え?…


外にある露天風呂は確かにあるけど、
足湯できるスペースがあった。


僕の葛藤を返してくれ…


「はるちゃん達はお風呂に入ってからくるので遅くなりますよ。

でも、恭也さんは足湯だけの方がいいかなぁって思ったんですけど…
ダメでしたか?」


大きく首を横に振った。

2人でみる夜空はとても気持ち良かったが
拓翔くんとはるちゃんが少し羨ましくなった。