「た、ただいま…
あの、隣の子は?」

「あれ?覚えていませんか?
結婚式の時紹介したんですけど…」

「初めましてじゃないけど…
愛菜の友達の三浦春菜(みうら はるな)です。」



愛菜の友達は軽く会釈した。
身長も雰囲気も愛菜にそっくりだ。

この子も愛菜と同じくらい天使に見える。

やっぱり、似た者同士は引き合うものなんだなと思った。


「えっと、春菜さんは
今日は遊びにきたの?」

「あ!えっと…
まぁ、久しぶりに遊びに来たんです!

それと、愛菜と同い年なので
春菜さんじゃなくて、春菜ちゃんとか
はるちゃんとかがいいです!」

「ちなみに、私ははるちゃんって呼んでます」


はるちゃん?…


はるちゃん…


あ!!!


「あ。
いつも話してくれる、はるちゃんか!」

「そうですよ!!
恭也さん!」

「なるほど。
じゃあ、はるちゃんで。

せっかくだから3人で食べに行こうか。」


「あ、はるちゃんは
今日彼氏と会う予定があって…」

愛菜が言いかけると、はるちゃんが止めた。

「いや、この際
愛菜の旦那様に見てもらった方がいい!!」


え?
なんの話?

え、僕の悩みは?



本当に愛菜は毎日サプライズして
僕を困らせる…