「じゃあ、父さん
予約した式場のパンフを…」


ぐすん…うぅ…

「お義父さん!!
どうして泣いてるんですか?!」


「恭也、ありがとう

ぐすん…
立派になったなぁ…

う、うぅぅぅぅ….」


父さんは誰よりも優しいが
誰よりも涙脆いのは愛菜と結婚してからだった。


「父さん…」


そんな、泣くことかなぁ…