それは金曜日の朝…

新聞を見ていた僕はあいだに挟まってた
チラシを落とした。

「恭也さん、落としましたよ」

愛菜が拾ったわいいが
チラシを見つめて離さない。


「どうしたんだ?」

「きょ、きょ、恭也さん!!
ここ!明日行きたいです!!」

「え?」


チラシには動物園の半額チケットがある広告だった。