あーすごくいい匂い…
愛菜のビーフシチュー楽しみだなぁ


「お待たせしました!
シチューです!!」

?????!

そーいえば愛菜はビーフシチューなんて言ってない。
シチューと言ってた。
でも、これは…

カレーよりも濃くさらりとしている
牛の肉が入ってる…
これはビーフシチューじゃないのか?…


「愛菜、これはビーフシチューじゃないのか?」

愛菜はキョトンとした。
僕としたことが確かにせっかく作ってくれたの疑いを持ちながら食べることは失礼だ。


「恭也さん、ビーフシチューってなんですか?」

?!?!?!?!

今度は謎よりも驚きがあった。

「ビーフシチュー知らないのか?」


まさか、そんなことあるわけない。
ビーフシチューは学校とかでも出てた気がする。

愛菜は僕の弟と年が近い。
その弟がビーフシチューの日だけ楽しそうに学校に行っていたのを思い出した。
だから、出ているはずなのに…