骨壺の中に、あの赤いぬいぐるみは腐敗した父の骨と混ざりあうかのようにぎゅうぎゅうに詰め込まれていたのだ。 「・・・・」 綿が抜けてボロボロになった赤いウサギのぬいぐるみ。 それは誰かが恨みと憎しみを込めてわざと骨壺に詰め込んだように私には思えた。 そして、私が何よりも驚いたのは・・ 「パパ・・・・」 ぬいぐるみの左足は、無惨にもちぎられてなくなっていたことだった。 ・・・そう、それはまるで、事故で左足を失った、私のパパのように。 おしまい。