砂糖より甘くコーヒーより苦く

ーータタタタタ

「ハアッ……ハアッ……ハアッ……」

あたしは、晴斗がいる、病室へ向かった。

「晴斗……思い出したよ、全部……晴斗は、あたしにとって、大切な人だったんだね……」

ーーチュッ

「大好きだよ……愛してる」

ーーピクッ

「……!晴斗!?」

晴斗の指が、微かに動いた。

そして、ゆっくりと瞼を開けた。

「……!晴斗!!」

「美……緒……」

あたしの名前を呼ぶ晴斗。

生きてる!!晴斗が、目を覚ました!!

「よかったぁ、晴斗!!あたし、全部思い出したよ!」

「……!フッ……」

目を見開いたけど、それは一瞬のことで、すぐに、微笑んだ。