彼女は今、はっきりとそう言ったのだ。 でも、一瞬その真実が嘘に見えた。 だから、 「お、俺も一緒に行っていいってこと?」 彼女からの答えは、 「いいに決まってんじゃん」 ほんと、ずるい。 彼女は、俺をどこまで惑わす気だろう。 もしかしたら、他の男も彼女の誤解を招くような言動によって惚れているのかもしれない。 でも、この学校の中で言えば、彼女と一番一緒にいる時間が長いのは、俺だ。 だから、俺は負けない。 絶対、彼女の目に俺が映るようにしてやる。 ……他の男なんて見る暇もないぐらいに。