辞めた




私、

部活辞めたんだ





最後の仕事




やっと終わった





ずっと面倒だった、6つもある部活のグループも
全部全部、退会した



一番面倒だった、全く話していない一二三年のグループも

一瞬だけ、自分の名前を変えて、退会してやった




一気に減ったグループの数




荷が降りたようにスッキリした心





嗚呼、やっと



やっと自由になったよ





思い返せば、本当に地獄だったな



中学の時は、部長をしてて


先生は経験者が一人もいないから、練習メニューを、一人で全部考えて


強くなれるよう、必死で頑張って


皆で支えあって


皆で笑って


本当に幸せだった




高校に入って


自分だけが怒られ続けたってわけじゃないけど


私の心をボロボロに傷つけて。


OB・OG会だって


どうして得点を言い間違えただけで、OB・OGさんの所にわざわざ謝りに行かなきゃいけないの?



普段の試合でだって


声が枯れるほど大声で叫んでるのに

他の部活がうるさくて聞こえないからって

もっと声だせって

無理に決まってるじゃない




先輩と打って

先輩のコートに落ちた時

反対側のコートなのに、シャトルを取りに行かなくちゃいけないとか

先輩にシャトルを取らせちゃいけないから、せめて取りに行くフリくらいしろだとか





毎回基礎打ちの時に『頑張ってくだ〜〜さーーーい!』
『はーーーーい!!』

って、大声で応援しなきゃいけないし




お留守番だとか、先輩が着替えてる時は外出ろとか、

ねえ、早く帰らせてよ

とかって

思っちゃいけないことなの?





部活だけでも、全ての行動に全力疾走。

何かしてないと怒られて

部活が終わっても

片付け片付けって、走らされて




そんなに…

こんなに、しんどい思いしてまで、バドミントンを続ける必要があるのかな


別にオリンピックの選手になりたいわけでもない




ただ、楽しかったから

幸せだったから、私はあの場所にいたのに。








思い出せば思い出すほど、辛くて辛くて




そして





それに解放されたんだって

思えて

本当に

本当に




嬉しかったよ