僕達は何も知らない

「ほんとにはるなの?」

「葵なのか?」

「何だ夜深?栗栖と知り合いか?」

「まぁ一応、、、。」

「だったらお前の隣に座らせてやれ」

「わかりました、、、。」

「なんだよはるおまえ知り合いだったのか?」

「おまえは、黙ってろ」

いまはれいの話を聞いてる暇はない。

ホントに葵なのか?だったらなぜ俺は葵が死んだと聞いたんだ?

彼女は先生に言われたとおり俺の隣に座った。

「はる?ほんとにはるなんだよね?」

彼女は俺に抱きついた。

昔と同じように、、、。

そして耳元で小さく「ひさしぶり」っとつぶやいた。

「あおい、今は離れろ、、、。とにかくHRが終わってからだ」

クラス中は俺が思ってたとおりざわついていた。

「わかった、、、、。絶対だからね!!」

「はぁーわかってる」

おもわずため息が出た。

ホントに何も変わってない、、、

あの笑顔も、瞳も、俺の大好きな葵のままだった。

ホントに本物の葵なんだ。

クラス中のざわめきが聞こえないほどに、俺は喜びと複雑な気持ちの間にいた。

「なんで俺は葵が死んだと聞かされたんだ?」

っと独り言をつぶやいた。