好きになっちゃダメ。



「莉亜はさ〜、部活動何入るの?」

逢花は、私にそう聞いてきた。


うーーーん。
部活かあ……
全く考えてなかったなあ…。


「まだわかんない…」

私が逢花にそう言うと、逢花も私と同じ表情をした。

すこし困ったような…そんな顔。

だって、逢花は何に入るか分かってるから。


それは……


「莉亜!逢花!」

教室の外から、私たちの名前を呼ぶ男の人の声がした。

ほら。

「コウちゃんっっ」

逢花は、男の人の名前を呼んで、ドアの近くへと駆け寄った。

私もすぐに彼の所へ行った。


「莉亜と逢花同じクラスなんだな!」
と、彼は笑って言った。

眩しい笑顔。

「うん、そうなの!」
と、逢花も笑って返す。

2人の笑顔を見ながら私は、少しだけ俯く。


私もすごく嬉しいよ。
逢花と同じクラスなんて本当に嬉しい。
でも、でもね
時々、逢花といると辛くなる。