「ふーん、確かお前って1年の三木琴音か?」



え?黒澤先輩、私の名前どうして……?



「そうですけど」



なんで名前知ってたか知らないけれど、早くこの場からいなくなりたい。


いや、それより早くスーパーに!!!


と、思っていると



「俺、お前のこと気に入った」


なんて言ってきた。



嘘でしょ……。



黒澤先輩に気に入られたら終わり。


黒澤先輩が飽きるまで、離れられなくなる。



そういう噂が学校中広まっていた。