「椎名、椎名が卒業したら言いたかった。


けど椎名が不安がるから、早く言わなきゃって。


椎名が卒業したら、俺と結婚してください。


幸せになろう椎名。」



ほら、すぐに貴方は私の不安を取り去る。



透が卒業して、帰る家は一緒でも不安がいつも付きまとってた。


「だけどね、私は透が大切な人になった。


だからね私はあの日の約束にこだわって一緒にいるのかなって思ったの。


もう、歩夢との約束のために一緒に居なくてもいいよ。


私は大丈夫ーーー」


ううん、大丈夫じゃない。


そんなモノは一つの強がりに過ぎない。


ダメだ………最近涙もろい。


どうしてか、分からないけど。