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突然暗い部屋が明かりを灯す。

「ジングルベール、ジングルベール鈴がな~る~」


赤い服を着た透は、サンタの格好で現れた。



透ーーーッッ。



私はあんぐりと、透を見つめた。


「なんで……透、その格好」


まさにサンタの服を着た透は、本物のサンタさんみたいだった。


手には、白い袋。