胸の奥がきゅっと締まって、なんだか一瞬、切ないような気持ちになる。
……そんな声を出されたら、急に私が悪いような気がしてくるから腹立たしい。
中島くんは声も態度も状況に合わせて自由自在に操れるんだから、いちいち振り回される必要はないのに。
「俺のこと手伝ってよ」
「っ、わかったから……離して……!」
遼くんに見られてるんじゃないかという焦った気持ちと、中島くんに触れられた部分がなぜか熱くなってしまう自分への戸惑いと。
色んなものが混ざって、よりいっそう邪険になってしまう。
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