中島くん、わざとでしょ


……っ?! カラダ?!


「っ、何言ってるの 変態!」

急いで手を振り払う。

気づいたらいつも中島くんのペース。
女の子に飢えてるのかなんなのか知らないけど、この人危険すぎる。



「中島くんなんか……」


中島くんなんか……。

悪口を探してみても顔面は文句なしに整ってるしスタイルもいいし頭もいいし。悔しいことにバカにする要素がまるで見当たらない。



「……猫かぶりのくせに」


弱々しく呟いたそんなセリフに相手がダメージを受けるわけもなく、フッと鼻で笑われた。

……気に食わない。
こうなったら文化祭で女装姿を盛大に笑ってやる……。



「あー。ちなみに俺はメイド服着ないから」


思考を読んだかのようなタイミングでにやりと笑う。



「着ないの?」

「うん」

「裏方やるの?」

「ううん」

「じゃあサボり?」

「ううん」


……じゃあ何……。



「俺はねー、うさぎのマスコット」