中島くん、わざとでしょ



じん……と痺れが走る。


なにか重たいものがつま先にのっかってるような感覚。
踏んばろうとしても思うように動かなくて、痛いような、くすぐったいような。

ビリビリする。




「……ううっ、」


立てない。


中島くんにみおろされて、恥ずかしさに全身から火が出そう。




「なに、どーしたの」


笑いをふくんだ声で聞いてくる。




「足が……しびれた」



案の定、ケラケラと笑われた。


なんとか立ち上がろうと後ろの壁に手を当てる。



すると、中島くんがふたたび目の前にかがんできたから
びっくりして尻もちをついてしまった。




「パンツ見えてんだけど」


ほんっとうにデリカシーがない男。

うるさいってにらんだら、またも笑われる。




「制服にはやっぱ白だよな。俺の好みわかってんじゃん」

「なっ……」




反発しようと試みた瞬間。

腕を捕まれてぐいーっと上に引きあげられた。


おかげで立つことができた私。

だけどまだ足はしびれたままなので、そのまま中島くんの腕の中に倒れこむ。



完全に密着状態、ゼロ距離。


やっぱり甘い匂いがした。





「……っとに、かわい」