「女遊びが激しいって噂で聞いてて、まさかとは思ったけど……」
こんな遼くんは久しぶりに見たかもしれない。 穏やかじゃない。
声も低くて怒気をはらんでる。
「生徒会に私情をはさみたくはないけど、幼なじみとしてこれだけは言わせてもらう。 はのんを遊びに巻きこむな。そんなに軽々しく扱ってもらっちゃ困るんだよ」
決して大きくはないけど芯のある声。
「それとも、まさか。
はのんに本気だったりするのかな」
問う、というよりは責め立てる。
そんな感じに見えてしまう。
「そんなわけ」
中島くんが小さく笑ったのが気配でわかった。
「ありえないね。 こんな可愛くない女」



