「あの、生徒会入らない?」
「……は」
「文化祭の運営を今年から生徒会がやることになって、それで人が足りなくて」
「なんで俺?」
じっと目を見つめてくる。
なんでって……。
中島くんに至った流れを正確に説明すると、文化祭のときに生徒が騒ぎを起こさないように仕切ってほしいからってことなんだけど。
「副会長が中島くんを推してきたから」
説明すると長くなりそうなので少し省いた。
そしたら
「あっそ」
そっけなく一言返されて。
もうこれ以上聞く気がないとうようにフイっと視線を逸らされる。
「あっそ、じゃなくて……。その、どうですか?」
「……」
「返事してよ」
「……」
私の言葉をまるで無視して
再びコーラを飲み始めた。
「ねぇったら、」
「上月が俺を誘ってるわけじゃないんだろ。だったら断る」
「……えっ?」
こうして今、生徒会に誘ってるのは私なんだけど? 眉をひそめて相手を見る。
「可愛くおねだりするなら、考えてやってもいいけど」



