中島くん、わざとでしょ



「おかえり、上月」

「あ、うん……ただいま」



なんだかご機嫌な笑顔で声をかけてきた中島くんは、今日も今日とてコーラを飲んでいた。

ひとまず自分の席につく。




「弁当今から?」

「うん」

「友達と一緒じゃなかったのか」

「ミカちゃんは今日は彼氏と食べるって。……私は、生徒会で呼び出されたから」




答えると、ふーんと大して興味なさそうな相づちが返ってきた。

ちょうど生徒会の話になったから、誘うならたぶん今。




「中島くんあのね、」
「生徒会ってさ」


声が重なった。
一瞬しんとなり、お互いすぐに「なに?」と聞き返す。



「俺はあとでいい。 で、何」


コーラのキャップを閉めて椅子を引き、体ごとこちらを向く中島くん。