中島くん、わざとでしょ



そして午後の授業が始まる。

嫌でも中島くんの隣に座らなければならない。


さっき話しかけようとしたのを男子たちに遮られたせいで、自分から話しかける気力はなくて、黙ってて椅子に座った。


視界の端に大量のコーラのペットボトルが映った。

10本はあるんじゃないかと思う。


机の上に立てられていて、思わず目を向けると、中島くんと目が合った。




「……あ、すごい、ね、コーラ」


動揺して不自然に途切れてしまう。

にこっと笑ったつもりだけど、相手は「ああ」と低く相づちを打っただけ。


そのままスマホを取り出して、目を落とす。



予想外のそっけなさにか頭の中にハテナマークが浮かんだ。



みんなの話には愛想よく答えてるくせに。

私、何かしたっけ。



たしかに妙な別れ方をしたけど
あれは中島くんが勝手にベッドを立って、なぜか機嫌悪く煙草とか言って出て行っただけ。


怒りたいのはこっち。