会うのは2日ぶり、保健室で妙な別れ方をした以来。
ここはさりげなく、体を労って……。
「中島くん、体は─────」
最後まで言い切れなかったのは、中島くんの席に男子の集団がぞろぞろ集まってきたから。
私と中島くんの席の間が人で埋め尽くされる。
話しかけるどころか、人壁であっという間に姿が見えなくなった。
お昼休みなのに、みんなお弁当を食べることも忘れて中島くんに話しかける。
アイドル並みの扱い。
これだけ多くの人に好かれる人も珍しいと思う。
私は大人しくミカちゃんの席にいってお弁当を食べようと席を立った。
すると
「ほらコレ、3日分の板書。中島のためにとっといたんだぜ」
そんな声が聞こえてきて。
隙間から、ペーパーを手渡す坊主頭のクラスメイトと、それを受け取ると中島くんが見えた。
目が合わないように、急いで逸らす。



