中島くん、わざとでしょ







次の日、中島くんは学校を休んだ。


そしてその次の日の朝も姿を見せることはなく。


風邪をこじらせているのかなと心配したら、浦本くんが「サボりらしい」とわざわざ教えにきてくれた。



推薦を狙ってるって言ってたくせに、平気で休むんだ。



まあ私には関係ないけどね……って。
ふうとため息をついて、木曜日、4限目の授業が終わった

ちょうどそのとき。



先生と入れ替わりで、誰かが教室に入ってきたかと思えば。




「……中島!!!」

クラス中が湧き上がった。

歓声にも似た声があがって、もはやお祭り騒ぎ。




「もういいのか体調」
「コーラいるか?」
「中島いねぇーとつまんねえよ!」


などなど。たくさんの会話が交わされる。




「コーラはもらう。ありがと」


気だるげに受け取ると、そのまま自分の席ーーつまり私の隣に向かってくる。



────なんて言おう?