目を覚ますと、真っ白な天井。


腕には、点滴が刺さっている。


だるい体を無理やり持ち上げて、ベットの横にあるカッターナイフを取る。


刃先を手首に当てて少し力を入れると、真っ赤な鮮血が流れてくる。


その光景を見たら、欲が満たされる。


―――自分でも、流石にやばいとは思っている。


でも、切った時の快感があたしを癒す。


あたしは周りにばれないように、そっと血を拭き取る。