切りたくて、過呼吸になってきた。 視界がぼやける。 何故だか知らないけど涙が出て来た。 あたしは、無我夢中で走った。 たどり着いた場所は、屋上だった。 ポケットから、カッターナイフを取り出し手首に当てる。 利き手じゃない左手で右手を傷つけたから、いつもより力加減が出来なかった。 でも、快感・・・。