花実の表情が悲しみから、驚きに変わる。 「俺の、大事な場所」 そして、喜びに変わった。 「うん!行こう!」 不貞腐れた表情のまま、優が花実と目を合わせる。 花実は目が合ったのを確認し、1番の笑顔をしてみせた。 「おまたせ」 花実と出会って一年。 少しだけ、泣きそうになった。 小学六年生の秋。 涙がこぼれないよう、空を見上げた。