「してるよ!!美羽、最近堀内と仲良すぎだよ!美羽は陸の彼女でしょ!? 陸がイヤな想いしてるの、何で分からないの!?」
……何で私ばかりこんな風に言われなきゃいけないの。
サナが庇ってくれている声が聞こえてるハズなのに、それでも陸くんは知らないフリをして自分の席から動こうとしない。
……もうイイ。
もう、この場で別れを切り出してやろうと思った。
だから、自分の席から動こうとしない陸くんにも聞こえるように、
「陸くんには私じゃなくて、サナの方がお似合いだよ」
感情のまま口にした。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…