ふと麗美さんを見ると、顔を真っ赤にして私を睨んでいる。
そして、あろうことか、コップに入っていた水を私と堀内くんにかけてきた。
「キモイ!超キモイ!翔くんがそんな人だったなんて本当ありえない!!もうヤダ、このゴミクズ野郎!!!クズ同士でお似合いだわ!!」
おもいっきり私達を侮辱して、立ち上がってはそのまま出て行ってしまった。
え…………………!?
何、何が起こったの!?
青ざめる私に追い打ちをかけるように、
「ーーーブハッ!!!」
今度は、堀内くんが盛大に笑いを吐き出した。
いや、笑い事じゃないでしょ!!!
何この展開…………え、どうしよう、麗美さん怒って帰っちゃった………



