………今、この時が言い負かす時かもしれない。
でも、何も思い浮かばない。
だって私堀内くんじゃないもん。
口が立つ事なんて言えない。
「………私、ずっと翔くんに触って欲しかった。キス以上の事したかった……してくれたら私、浮気なんて………」
「麗美、そういう話題嫌いだったじゃん」
「嫌いだよ!超嫌い!そういう話題は大嫌い!でも翔くんと本当は色々したかったの!それぐらい察してよ!!」
…………な、何この会話。
あきらかに夕方からおっ始める事ではない話しが、公の場で始まってしまった。
『でも美羽は下ネタ大丈夫だもんな??イイ感じに俺の欲求満たしてくれるもんな?』またしてもいきなり堀内くんから話を振られ、頭がパンクしそうで、何を言っても言い負かせない気がして、
「わ、私、堀内くんの下ネタでムラムラしたいです!!その後、一緒にムラムラ解消したいです!!!」
とんでもないコトを大声で吐いてしまった。
そのせいで他の人からの視線まで集まってしまう。
…………私、消えてもイイですか。



