幸いあまりお土産を買わなかったので、手持ちが少なくて済んだ。堀内くんもお土産は少ししか買ってなくて、片手で持てる程度の荷物だった。
「美羽、安達が迎えに来てるって。とりあえずこの荷物達は俺の家に置いて、麗美とは麗美の学校近くのカフェで話し合いするコトになってる」
「………………あ、うん」
……………私の荷物も堀内くんの家に置いてイイの??
それにもう話し合う場所まで決まってるみたいで、緊張が増す。でも、陸くんと話し合う事に比べたら多分、大丈夫。どうって事ない。
――とは思うけど、寝ないで悩んだのに結局何も考えてない。言い負かせないよ、堀内くん………
修羅場になったらどうしたらイイんだろう。私、そんなに強く出れないかもしれない。



