浮気してるくせに平然な彼






「別に消さなくていいだろ。橋本を奪ったのは事実なんだし。それに俺は自分でマイナスをプラスにできるから気にすんな」


 そう言ってサナの背中を強く叩いた。


「ちょっと痛い!!」

「うっせえ、てめぇはこれほどの事をしたんだよ」


 …………これは、堀内くんなりの励まし方なんだ。


 サナは悲しそうにニコッと笑っては、一人で部屋から出て行ってしまった。


 ………このまま陸くんの所に行かせて良かったんだろうか。


 出て行った扉を見続ける堀内くんに『これでイイのかな』と、声を掛ける。


「イイんじゃね??言ったろ、本音は行動で表れるって」