謝らなきゃいけないのは俺の方なのに、『ほんとごめん!!』石田から泣きそうな顔で謝られた。



「追ってきたの??何で何も言ってくれなかったの?ってか、堀内も一緒に来てたら問題なかったんじゃん。陸と二人っきりにするなって………橋本には橋本の考えもあるんだよ!俺たちはゆっくり陸と話してほしいって思ったから二人きりにしたの!!」



 石田を庇うように、松本が横から口を出してきた。



「松本!!!俺たちも昨日、堀内に変なモン飲ませたろ!」


 『堀内寝てないんだから変な事言うな』と、松本とは反対に俺を庇う石田。


 ……………寝てないとか関係ない。
 昨日の夜の事なんて、今関係ない。


 そんなんで今、イライラしてるワケじゃない。


「……………ゴメン、石田・松本。サナは浮気はしちゃったけど、そこまでイヤなヤツじゃないって思ってたんだ。今回の作戦も完全にサナ任せだった。………………でも、ダメになった。全部俺の勘違いだった」