「だから美羽は自分の気持ちに正直になりな??」 正直に………… 本当は正直になりたい。堀内くんに好きだと伝えたい。言いたくて言いたくてたまらない。 「陸くん、別れてくれなくて………」 「うん。だから私も協力する。できる限りの事はするから。………まあ、後は堀内次第だけどね」 『全面的に協力するから』と言ってくれるサナに、頷く。 「それに、勝つか負けるかは堀内次第なんだし。最終日の夜に何かを実行する事しか聞かされてないけど、それで良いんだよ」