『いい加減俺の上から退け』と言うと、絶望したように俺の上から降りるサナ。 黙って俺を見ては、“証人はイヤだ“と泣きながら立ち尽くしている。 「協力しないんなら、陸と橋本を引き離すのはムリだな」 「ムリじゃない。他に何か別の方法あるでしょ!!堀内が美羽を奪えば良いだけでしょ!!」 「”良いだけ“って何だよ。俺が橋本を横から奪って、それが解決するとでも思ってんのかよ」 ”今“ しか見えてないサナに向かって深くため息を吐きながら、俺も横たわっていたベッドからゆっくりと降りる。