“いちいち届けなくて良いから”と、ビリビリと手紙を破られた2番目の顔が楽しみで仕方ない。 自分の席へと戻ると同時に、突っ立っては動けないでいるサナの顔を見る。 今にも倒れそうな、真っ青な顔をしていた。 ………コレで良い。 コレで、サナの心を半分以上ズタズタにする事ができた。 陸からサナに何らかの連絡があったとしても、1回目に焼きついた、この光景を忘れる事は絶対にできない。