「ウザイのよ、アンタも美羽も。被害妄想もいい加減にして」



「だから、俺等はお前らが教室でイチャついてんの知ってるっつーの。学校であんまキモイ事してんなよ」



「だからアンタらの勘違いって言ってんでしょ!そんな事してないし!もうウザイ!!!」



「ふーん。じゃあ何でオマエは陸と橋本と別行動取ってんだよ??」



「美羽が疑ってるからに決まってんでしょ!!」



 そもそも人違いなら別行動取る必要ねぇだろ。陸もサナもバカすぎ。自分で自分の首締めすぎだろ。



「じゃあ……『もう、うっさい!!!話かけてくんな!!!』



 おもいっきり頬を教科書で引っ叩かれ、サナから落ちた手紙に気づく事なく、サナは走って行ってしまった。