ひたすら泣き続け、帰る気力もなく、気づいた時には堀内くんが私の所を去って2時間くらい経っていた。 幸い今は、9月の終わりかけで特別寒いワケでもなかった為、二時間も外で泣き続ける事ができた。 ………もう帰ろう。 深くため息を吐いて、立ち上がろうとした。 その時だった。 「ねえキミ、俺たちと遊ばない?」 3人組の不良が話しかけてきた。 目を真っ赤にさせてる私なんて、お構い無いらしい。