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「遊園地行かないか?俺とヒナ、それから…名月と名月の彼氏で」



啓介が言った。



別れ話をするはずだったのに、ダブルデートに誘われるなんて。



「名月も彼氏をヒナにあわせたいんだってよ。行くよな?」

「うん…いくよ」



なっちゃんがそんな風に言っているのに断れるわけがない。



「良かった」



凄く安心している顔をする啓介。


不安にさせていたのだと悟った。



「…啓介、帰ろう」



今更遅いのかもしれない


だけどーーー結弦君への想いは止まらない