「……じゃあ、あのごめんは、初めてなのにって意味ですか?」
初めてじゃなければ良かった?
私が何人もの人と遊んでいて、貞操が緩かったら、責任なんて感じさせることもなかった?
「あのごめんは、俺が大人げなくてって意味」
「……?」
「振られたけど心配するなってお前を安心させなきゃいけなかったのに、余裕がなくて。お前の挑発に乗ることで俺は自分の中にあった葛藤を当て付けた。だから、反省してるし、悪かったって思ってる」
やっぱり先生は、言葉を選んでる。
私がグッと、スカートの裾を握った。
「私じゃなくても、しましたか?」
すると、先生はゆっくりと椅子から立ち上がった。
「教師としてはクズでも、男としてはそこまでクズじゃねーよ」



